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昔の「におう」! [文学]

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[キーフレーズ:奥深い言葉]

 

●今の「におう」
においがあたりにただよう。臭覚的しゅうかくてき

●昔の「におう」
かぐわしさ(臭覚)や色のはなやかさ(視覚)など、複数の状況や複数の感情をまとめて言い表す言葉として「にほふにおう」を使った。

 

●例
くれないにほふにおう桃の花」
(万葉集 巻19-4139 大伴家持おおとものやかもち

[訳] 「香りがただよっている桃の花。紅色くれないいろに輝いている桃の花。」

<解説>
大伴家持おおとものやかもちは、「色」と「にほふにおう」をつなげて、ただよう香り(鼻を通して抱く感情)と色の美しさ(目を通して抱く感情)を、「にほふにおう」という一言ひとことの中に込めました。視覚しかく臭覚しゅうかくが混じり合った言葉。昔の言葉の奥深さを感じます。

 

<古語の読み方について>
・分けられない語(ひとかたまりの語)の中に、「はひふへほ」がある場合は、「わいうえお」と読む。
例:「にほふ」→「にほ」と「ふ」に分けられないから、「ほ」は「お」、「ふ」は「う」と読む。
・分けられる語(2語が合わさって出来た語)の中に、「はひふへほ」がある場合は、そのまま読む。
例:「是非ぜひ」→「是」と「非」に分けられるから、「ひ」はそのまま「ひ」と読む。

 

<言葉の意味>
・感情・・・目や鼻などから入ってくる「もの」とおのれの「心」が向かい合うことで、何となく込み上げてくるなさけ
なさけ・・・自分では気付きにくい感情。

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